「アレ」が食べたい~名古屋市中区大須で食べない食べ歩き~(一部食べる)(記事のような何か)

記事のような何か
仁王門通、東側入口の門
仁王門通、東側入口の門

※この投稿は10分~20分くらいで読めます。たぶん。

名古屋市中区にある大須商店街は名古屋市の中でも、歩いて回れる範囲に飲食店が多くある食べ歩きエリアだ。この記事は、その大須商店街にある飲食店を街の写真とともに紹介するものである。

と、硬い感じで書いたけれどその実は、「アレ」が食べたい、でも「アレ」ってなんだっけ。そう思い、大須商店街をぐるぐる回った、そんなある日曜日の記録。

はじまり

その日の朝、目を覚ますと午前7時よりも早い時間だった。これは異例の早起きだ。ぼくは空腹だった。空腹を抑えながらスマートフォンを眺めているうちに、ぼくはまたも眠りに落ちていた。次に目を覚ますと時間は午前9時になっていた。夢の中でご馳走を食べた訳でもないので、空腹なのは変わっていない。

空腹なのは、夜眠りに就く前に「アレ」を食べたい、と思っていたからだろう。しかしながら、朝起きたときに「アレ」が何だったのか記憶がすっ飛んでいた。もしかしたら記憶にないだけで夢の中で「アレ」を食べて満たされてしまったのだろうか。

うだうだしているうちに時計の針はどんどん進んでいく。ちなみにぼくの家には針が回るタイプの時計は腕時計しかない。そのためこの間、時計の針が進んでいるところを実際に確認したわけではない。

このままスマートフォンをいじっていたら、また眠りに落ちてしまう。今度こそは夢の中で何か食べることができるかもしれないが、確実ではない。いや、夢の中で確実に何か食べられる保証があったとしても、このまま空腹でい続ける事は適当ではない。

こうして、ぼくは「アレ」を探すために愛知県名古屋市中区にある主要な商店街、「大須」に出かけたのであった。

今回歩いた道

大須エリア図
元の地図。引用元:@大須
今回歩いたエリアを図示したもの
黒線部分が今回歩いたエリア

今回歩いたのは黒線を引いた部分。大須エリアの左下の方。画像の解像度を下げてあるので、細かい部分が気になる人は「@大須」の「ぐるぐる商店街マップ!」のpdfファイルで見て欲しい。

※なお、この記事ではこのマップに書き込みをしたものを活用させて頂きます。以降の引用は省略。

ついでに。Googleマップだといわゆる大須というのはこの辺りのエリア。こうして見ると大きい通りと地下鉄の路線に囲まれていることが分かる。

ここは名古屋大須の国際通り。東仁王門通り

赤矢印部分は手始めに歩いたエリア
赤矢印部分は手始めに歩いたところ
赤矢印部分の拡大図
赤矢印部分の拡大図

手始めに歩いたのは赤矢印部分。「アレ」探しをすべく、ぼくは大須にある飲食店の前を歩いていくことにした。

かき氷屋 川久

かき氷屋 川久の外観
かき氷屋 川久。この日はまだ開店前の時間。

1店舗目はかき氷屋 川久。どう考えても空腹時に食べるものではない。食べる人もいるかもしれないが。このお店は数年前は大須の別の場所にあった。招き猫近くの、スガキヤとやぶ屋のある辺りから1本道を入ったところの、コメダコーヒーやローストビーフのお店がある辺りだ(この部分は完全にローカル情報)。

なぜここが1店舗目なのかと言うと、ぼくが今住んでいるところの近くだからだ。大須に出かけたと書いたが要は近所に出かけただけである。

さて、川久は毎年夏シーズンだけ営業している。引っ越してきてまだ2年目に入ったくらいだが、川久がオープンすると夏が来た感じがする。その瞬間、ぼくの頭の中では大黒摩季の「夏が来る」が流れる。「そういえばママもお嬢様」というフレーズはパンチがあり過ぎる。

曲がかき氷の爽やかさとベストマッチするかというと議論が必要だが、それは置いておくとして。川久は今シーズンも少し前にオープンしたが、今年はまだ食べに行っていない。近いうちに食べに行こう。以前食べたときの写真を貼って、次のお店に向かう。

川久のかき氷1
去年の開店初日に食べに行ったときの。何味だったか……。ちなみにこの年の一人目だったと思う。たぶん。
川久のかき氷2
去年食べに行ったときの。多分イチゴと黄色い何か。

ワイン渡辺。大須別店

ワイン渡辺外観
隣はメイドカフェ
ワイン渡辺のある日のランチ
ある日のランチ。アクアパッツァとポークジャガイモ(キタアカリ)

北海道×フレンチのお店。昼は日替わりのランチと昼から飲めるバーの両方として営業している。休日には昼からワインを飲んでいる人も多い。最近、隣のメイドカフェがリニューアルオープンした。

かき氷川久から30m。目の前。ここから東仁王門通りを西に向かって歩いていく。

東仁王門通を西へ。
Go West

国際色豊かな東仁王門通り

東仁王門通りには各国料理の飲食店が並んでいる。

鶏の丸焼きで有名なオッソブラジルの外観
鶏の丸焼きで有名なオッソブラジル

ブラジルの鶏丸焼き。確かに通るたびに食べたくなるが、「アレ」ではなさそうだ。ここも食べずに通り過ぎる。折角なのでかき氷と同じく、過去に訪れたときの写真を貼っておく。

オッソブラジルの鶏の丸焼き
あの鶏。(あの日食べた鶏の丸焼を僕達はまた食べたい。)
オッソブラジルに並ぶ鶏の群れ
店頭で丸焼きにしている。

以降断りがない場合、外観はこの日撮ったものを、食べ物は過去食べたときに撮ったものを掲載する。現在の街の姿を見てぼくが過去食べたものをフラッシュバックしていると考えて欲しい。空腹を抱えながら歩いているので、店の看板と過去の記憶によって二重に苦しめられながらの道中である。「アレ」の正体を早く掴みたいものだ。

食べ物写真が載っていない場合、まだ食べに行っていないか、撮影したデータが見付からなかったかのどちらか。あと通ったところの飲食店は大体載せてるつもりだけれど空腹のあまり抜けてたりする場所もある可能性があるので抜けてたら済みません(誰に向かって謝っているのか)。

インパールとビアランドビストロカフェ
インドネパール料理のインパール。左がトルコ料理のビアランドビストロカフェ

インド、ネパール系のカレー。隣のビアランドビストロカフェはトルコ料理がメイン。

チーズナンとサグパニール(ほうれん草チーズ)
セットメニュー。

ほうれん草チーズのカレー、サグパニールは「Saag Paneer」と綴るそうで。

ベトナムキッチンの外観
多分看板に書いてあるのは「フォー」と「バインミー」

フォーとバインミーがあるベトナム系。

メガケバブ外観
どちらが主体なのかは観測者によって変動する

メガケバブ。この上はハロー!プロジェクトオフィシャルショップ。階段の壁にはハロメン(ハロー!プロジェクトのメンバー)が直接サインしてたりするのでこれはこれで名所(今も残っているかは分からない)。ハロショの下にあるケバブ屋さんとして有名である一方、ハロショが上にあるケバブ屋さんとしても有名である。

メガケバブは大須の中だけで3店舗ある。余談だが、スガキヤ、コメダも大須に3店舗ある(どこまでを大須と呼ぶかで多少変わるかもしれないが)。もうケバブもナゴヤメシにしてしまえばいいのではないだろうか。そうやってナゴヤメシは勢力を拡大してきたのだ。

休日は大体並ぶ。

メガケバブを通り過ぎると本場イタリアナポリの味が食べられると評判のソロピッツァ。隣のお店もソロピッツァ関係なので、これを含めると大須にソロピッツァ関係のお店は3店舗。もうナポリピザもナゴヤメシにしてしまえばいいのではないだろうか。そうやってナゴヤメシは勢力を拡大してきたのだ。

ソロピッツァのパシュクアーレ
ある日のパシュクアーレとライスコロッケ(多分)

これはパシュクアーレ。パシュクアーレって何かって? プローヴォラ、モッツァレラ、サルシッチャ、フリアリエッリのピッツァです。なるほど分からん。簡単に言うとソーセージと菜っ葉とチーズのピザ。ちなみにこのパシュクアーレという言葉はこのお店を開いたピザ職人さんのニックネーム。名刺代わりの一枚ということもできそう。これ、ソーセージと菜っ葉の風味が特徴的でおすすめ。

イタリアン……イタリアンかあ。なんか「アレ」に近いような気もするけど。とりあえず進もう。

メイド関係店舗の並び
メイド関係店舗が並んでいいるいる

少し西に進むと、メイドカフェとメイドスタイルダイニングが並んでいる。この通りには「メイド」を冠したものが多い印象。今日は通っていないけれど、この通りの東側に招き猫があって、そこにもメイドカフェがある。ちなみに大須エリアには「メイド」だけではなく各種コンセプトカフェもある。大須はそういう側面もある街。

ばーぐ屋ぶりこ

ばーぐ屋ぶりこ。通りの東にある古民家カフェ「珈琲ぶりこ」の姉妹店。どちらも休日は混んでいる。

トップスポップコーン
トップスポップコーン

トップスポップコーン。本店は北海道の函館らしい。

東仁王門通りはここで終わり。ぼくの食べたい「アレ」はなかった。この通りは本当に国際色豊かだ。国際通りを名乗っていいのではないだろうか。今日通らなかった招き猫の近くにやっぱりステーキ(沖縄のステーキ店)や沖縄料理のお店もあるし。他にも韓国料理、ベトナム料理、タイ料理、タコス、タイヤキ屋さんなんかもある。この流れでタイヤキなんて書き方をすると異国の食べ物に見えるけどこれは日本の伝統菓子。

わずか300m~400m、徒歩5分から10分の間にこの項で紹介したお店がひしめき合っているのだ。これはもう国際通りと呼ぶべきだろう。しかし、この国際色豊かな通りでもぼくの食べたい「アレ」を思い出させるには至らなかった。通りが悪いのではなく、ぼくのシナプス間信号の通りが悪いのだ。

次のページではここを右折して北進する。

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