一挙放送というテイでお送りしている大須西側散歩の第三話目。「アレ」が食べたいと街に繰り出したぼくは果たしてこのページで食事にありつけることができるのか!?
赤門明王通から大須観音通へ
段々大須観音に近付いていく。「アレ」の気配は見えない。忘れてはいけないのは、ぼくが空腹を抱えながら過去に食べたものの幻影に悩まされながら歩いているということだ。歩けば歩くほど、腹の虫が早く何か食べろとわめくのだ。
赤門明王通
赤門通を背にして、赤門明王通に入っていく。その入口にはフィリピンスイーツのお店「ハロハロ」。
メニューにも「ハロハロ」がある。「ハロハロ~、今日はハロハロにハロハロを食べに来たハロ~。食べたかった『アレ』は何だったか忘れたハロ~」みたいなことになるので、今日は寄らないことにした。大変辛いノリである。語尾がハロである必要はあるのだろうか。沖縄や南国の味が好きなので、ウベ(紫いも)があるとあってはまた機会を見て来なくてはならぬハロ。大変辛いノリである。
通りに入っていくと、バインミーのお店。ここは少し前までは、「KANNON COFFEE」というお店だったバイン。「カノン」じゃなくて、「カンノン」と読むバイン。名古屋で有数のパワースポット、大須観音に近いことは名前に無関係ではないと思うバイン。ちなみにKANNON COFFEEは近くに移転したらしいバイン。その場所はなんと銀だこや漫画空間のある辺りらしいバイン。しまったバイン。見逃していたバイン。大変辛いノリである。
大光院は赤門明王殿という別名もある。通りの名前の由来、だと思う。ここから南下して大須観音通に向かう。
大光院側から歩き、北から大須観音通に当たる。ハンバーガーのお店とフルーツサンドのお店が向かい合っている。パンに何かを挟む者同士で通りを挟んでいる形になるわけだ。このフルーツサンドのお店は元々クレープの「Frutta di Frutta」だったところ。「Frutta di Frutta」はこの後、すぐ。
大須観音通、東側
おおむね東から歩いてきたのに、少しだけ東に戻ってお店を見る。せっかくだから。
覚王山フルーツ大福の弁才天と洋菓子で有名なシェ・シバタの食べ歩き用メニューのお店。奇しくも、どちらも覚王山(名古屋の「憧れエリア」の一つ)のお店だ。大須の中にリトル覚王山ができてしまった。シェ・シバタの隣にメガケバブがあるところが覚王山とは一味違うところ。あとシェ・シバタの本店は岐阜県の多治見。メガケバブの1号店は名古屋屈指の繁華街、錦。
ネギ焼きのお店とお寿司やさん。通りの表にある味噌煮込みうどんの「たから」に行くとお寿司も注文できるんだけど、この寶寿司から届けるらしい。この記事だと「たから」からはぐるぐる回って来てるけど、40m~50mの距離。
いざ大須観音
ハンバーガーとフルーツサンドのお店まで戻って西進。クレープの「Frutta di Frutta」。なんか混んでると思ったら取材だった。
ホットドッグとハットグ。語源は同じなのに全然違う。
屋台。今日は(今シーズンは?)たこ焼きとハートカステラ。少し前は鬼滅関係のグッズ売ってたりしてた。
この屋台を北に向かうと名古屋演芸場。行きたいなあ、と思いつつなかなか行く機会がない。
ちなみに演芸場から大須観音通の方を見るとなかなかにカオスな感じ。でもこれこそが大須だなあ、という風景。
このセリアの隣が大須ういろ。通りの北側に出ているのが大須北店。南側に出ているのが本店。なんとびっくり、この3店舗の住所は全く同一。見た目では分からないけれど地図では同じ建物になっている。セリアは南北に通り抜けできる。通り抜け目的で使ってはいけませんよ。
そして水曜日のアリス。お菓子とアクセサリ、雑貨のお店。その隣が京都のロールアイス。束の間のkawaii。
いよいよ大須観音に到着しそう。下はから揚げ上は回転寿司。
回転寿司&唐揚げの向かい側は、タピオカ、矢場とん、メイドカフェ。
この矢場とんは「昔の矢場とん」という業態。串カツがメインらしい。
そして着いてしまった大須観音。日曜日なので、大須観音にはヒトとハトがいっぱいだった。まるでゴールしてしまったかのような感じだが。全然ゴールじゃない。ぼくの食べたい「アレ」にはまだ巡り合えていないからだ。お腹が空いた。
大方の予想通り、まだこのページでは食事にありつくことはできなかった。しかし、思ったより「アレ」に遭遇しない。もう「アレ」が何かすっかり思い出しているような気もするがそんなことは気にせずに歩いていこう。