*2021/07/24 「メンバーの家」に大幅追記。他細かく追記、写真追加等
この記事は、コナミデジタルエンタテインメント(通称KONAMI)のメディアミックスコンテンツ「バンめし♪」に関連する実在の地域(いわゆる聖地)のうち、郡上八幡エリアをコンテンツの内容をまじえて紹介しています。
コンテンツのことを知らなくても、郡上八幡エリアの観光情報としても読める内容です。「バンめし♪」を知っている人も知らない人もぜひ読んでみてください。
また、以下の記事に「バンめし♪」と聖地に関する情報がまとまっているので合わせてチェックしてみてください。
出典元、おことわり
この記事の内容は基本的にバンめし♪公式サイトや各ツイッターを元に書かれています。閲覧時に比較しやすいよう、コンテンツのスクリーンショットを使用しています。改変等が目的ではありませんのでご容赦ください。また、スクリーンショットを使用した場合には元URLの記載をしています。より詳細にコンテンツ内容を確認したい場合はリンク先でご覧ください。
現実世界の写真に関しては執筆者が撮影したものです。再使用などに関しては一度https://fujimorijinsuke.com/read-me/をお読みください(余り固く考える必要はありません)。
また、現実世界とのリンクに関しては執筆者本人による空想であり、公式から表明が行われている訳ではないのでご注意ください。
出典元一覧
バンめし♪公式サイト https://www.konami.com/games/banmeshi/
ふるさとグランプリ特設ページ https://www.konami.com/games/banmeshi/furusato_gp/
奥美濃八萬館「女将ブログ」 https://www.konami.com/games/banmeshi/hachimankan/
白兎団活動報告 白兎団公式ブログ https://ameblo.jp/shirousagidan/
Blanc Bunny Bandit(Twitter) https://twitter.com/shirousagidan
Vanitas Lacrimosa(Twitter) https://twitter.com/vanitas_l
メリー・バッド・メルヘン(Twitter) https://twitter.com/merry_b_marchen
夜叉姫神楽(Twitter) https://twitter.com/yasyahimekagura
ひなビタ・バンめしチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC8RUQYjYmmwEouEwgyev7ZA
KONAMI STYLE YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCEV60kmpdbV7_vws7MA4dFQ
はじめに:「バンめし♪」と郡上八幡エリア
「バンめし♪」では、当初よりバンドBlanc Bunny Banditのメンバーたちの日常や活動の報告が行われていました。Blanc Bunny Banditの活動拠点及びメンバーたちが住んでいるのは、「奥美濃の小京都岐阜県八萬町」です。
この「八萬町」は現実の我々の世界には存在しない町です。しかし、コンテンツ内で紹介されている八萬町の特徴を見ていると、我々の世界に存在するある町が「八萬町」の姿と驚くほど重なり合うことに気が付きます。
その町が岐阜県にある「郡上八幡」エリアです。「郡上八幡」というのは、おおむね、町村合併によって2004年に誕生した岐阜県郡上市の旧八幡町エリアのことを指しています。観光案内などではこの「郡上八幡」という名称がよく用いられています。
「八萬町」は「旧八幡町」に重なり合うのか、「郡上市」に重なり合うのか、はたまたどちらとも違う形になるのかは、私たちの眼からはっきりとは見えません(*1)。なので、ここでは我々の住む現実世界でもはっきりと境界が定まっている訳ではない「郡上八幡」エリアと重なっているものと考えておけば良さそうです。
(*1)「白鳥」などの合併前の町村名と同一の地名が登場しますが、これがエリア名として用いられているのか、近隣の町村名として用いられているのかは分かりません。
我々の住む現実世界における「郡上八幡」エリアに「バンめし♪」世界の「八萬町」が投影されているとも、「バンめし♪」世界の「八萬町」に我々の住む現実世界における「郡上八幡」エリアが投影されているとも言えます。
2つの街の姿が重なり合うと、その姿は渾然一体、1つの姿となります。そうなると、「八萬町」と「郡上八幡」の区別はそこにはなく、「八萬町」=「郡上八幡」となるのです。
この記事は、この「八萬町」=「郡上八幡」を紹介するものです。
「八萬町」=「郡上八幡」紹介の前に:Blanc Bunny Banditのメンバー
Blanc Bunny Banditのメンバーは以下の4人です。全員が「八萬町」に存在する老舗店舗などの娘です。
・栗花落夜風(つゆりよかぜ):老舗料亭「つゆり亭」の娘。
・吉廻千代(よしざこちよ):老舗旅館「八萬館」の娘。
・黒川亜理紗(くろかわありさ)/アリーシャ:醸造元「黒川商店」の娘。
・百武もなか(ひゃくたけもなか):土産物「百々屋」の娘。
また、Blanc Bunny Banditの結成を仕掛けた人物も「八萬町」に逗留しています。
・白兎(しろうさぎ):「ひなビタ♪」に登場するある人物と同一人物?
以下の記事にメンバーの声や楽曲に関して記載してあるので、気になった人はこちらも読んでみてください。
「八萬町」のエリア紹介
「八萬町」には「八萬地区」と「真町地区」というエリアがあります。「八萬地区」側にはお城があり、歴史的な建物などが立ち並び、城下町の伝統的な風景が保存されています。一方の「真町地区」は「八萬地区」に隣接していて、比較的新しい建物や店舗が存在しています。
我々の世界と照合すると、「八萬地区」=「郡上八幡北町」、「真町地区」=「郡上八幡南町」におおよそ符合しています。川の北側が北町、南側が南町にあたります。
この「八萬地区」=「郡上八幡北町」と「真町地区」=「郡上八幡南町」の境界には吉田川が流れ、その吉田川には宮ケ瀬橋などの橋がかかっています。吉田川、宮ケ瀬橋に関しては「八萬町」でも「郡上八幡」でも名前は同じです。
「バンめし♪」、「ひなビタ♪」と重伝建
「バンめし♪」及び「ひなビタ♪」は「重伝建」地区と切っても切れない関係があります。「重伝建」地区というのは、正式には「重要伝統的建造物群保存地区」という名称です。簡単に言うと「重伝建」地区には伝統的な建物が立ち並び、伝統的な景観を見る事ができ、その風景を保存するように国が指定しています。
「バンめし♪」の前身コンテンツである「ひなビタ♪」の最重要聖地である「倉野川市」=「倉吉市」においても、重伝建地区の通称白壁土蔵群は聖地巡礼の拠点エリアです。
今回紹介している「八萬町」=「郡上八幡」の城下町も重伝建地区に指定されています。他に、「バンめし♪」に登場する「桜舘市」=「角館市」にある武家屋敷通りも重伝建地区です。
また、同じく「バンめし♪」に登場する「万里安市」=「伊万里市」の近くにある製磁町「有田内山」(有田町)や「北七町」=「北斗市+七飯町」の近くにある港町「元町末広町」(函館市)なども、重伝建地区です。
こちらは聖地巡礼とはやや趣を異にしますが観光で訪れるのに適しています。「バンめし♪」「ひなビタ♪」関連地域の聖地巡礼に重伝建地域巡りという要素を加えてもいいでしょう。
「八萬町」=「郡上八幡」で見に行きたいスポット
吉田川
「八萬町」=「郡上八幡」を見て回る上で常に存在感を発揮しているのが吉田川です。それはこの街に住む人にとっても常にそこにあり続けているということでもあります。そんなことに思いを馳せながら、川べりでのんびりと過ごすのもいいのではないでしょうか。
夏場は川に飛び込む人もいるようです。言わずもがなですが、安易に真似してはいけません。
(210724追記)再訪したところ、飛び込みに関する警告文がありました。
また、この街の名産になっている鮎がこの吉田川で獲れます。釣りがしたい場合は、漁業組合への問い合わせを必ずしましょう。
宮ケ瀬橋
吉田川にかかる橋で、郡上八幡を歩き回る際には必ず渡ると言っても過言ではない場所です。
この橋では夜風が釣りをしている様子が目撃されています。
「食処ここ」=「Cafe Cocochi」
宮ヶ瀬橋のたもとにある「食処ここ」でBlanc Bunny Banditのメンバーがバレンタインイベントを行っていたこともあります。我々の暮らす世界ではこの場所に「Cafe Cocochi」というお店があります。
(210724追記)「Cafe Cocochi」の看板下にあるメニューの配置は「食処ここ」と似ています。
(210724追記)また、テラス席は吉田川を臨む立地です。宮ケ瀬橋は郡上八幡を歩き回るときに必ず通りかかると言ってもいい場所。川を眺めながらちょっと一息、というときにはバッチリの立地と言えます。
参考リンク:Cafe Cocochi
宗祇水
「八萬町」=「郡上八幡」は水の街です。街の中にある宗祇水は日本百名水の第一号として知られているスポット。
ブログでも紹介されています。千代の写真は恐らく、この向かいで撮ったものでしょう。
場所は宮ヶ瀬橋からすぐ近くです。
小駄良川
宗祇水の近くには橋がかかっています。この橋は清水橋という名前です。
「寒ざらし」が行われる様子が紹介されています。
参考リンク:小駄良川の寒ざらしの紹介
なお、この清水橋ですが、白兎と千代が出会った場所として語られています。欄干の上に立つのはやめておきましょう。
「水のこみち」=「やなか水のこみち」
ティザーPVに登場する場所で、水の街である「八萬町」=「郡上八幡」を象徴していると言ってもいいでしょう。
場所は、吉田川にかかる宮ケ瀬からすぐ近くです。
「八萬城」=「郡上八幡城」
「お城山」=「八幡山」にそびえ立つこの街のシンボルです。コンテンツ関連ラジオ「およしちゃんのバンめし♪おくれんかな?」の収録地にもなっています。
お城からは街を一望できます。お城の中にも入れるので、訪れた際には回るルートに入れておくといいでしょう。
交通
「八萬町プラザ」=「郡上八幡城下町プラザ」
バスターミナルになっている、「八萬地区」=「郡上八幡北町」の中心です。岐阜駅などからバスに乗り、1時間程度で来ることができます。
(210724追記)「八萬町プラザ」と同じく、赤いのぼりが出ています。八萬町プラザでは「おみやげ」と書いてありますが、こちらでは「明宝ハム」と「明方ハム」(それぞれ、めいほう、みょうがたと読む)ののぼりです。この2つのハムは「およしちゃんのバンめし♪おくれんかな?」のvol.7で登場する「八萬ハム」のモデルと考えられています。
郡上八幡駅
長良川鉄道の郡上八幡駅にはタペストリーが飾ってあります(2020年10月当時)(2021年7月再確認)。岐阜駅から向かう場合は乗り継ぎを交えて2時間程度の道のりです。また、郡上八幡の中心街からは1.5kmほど離れています。大荷物で訪れる場合にはその先の移動手段を考えておいたほうがいいでしょう。
長良川鉄道はふるさとグランプリの地方予選で使用されていたり、Blanc Bunny Banditのメンバーがたびたび乗ったりしています。
メンバーの家
あくまでも、生放送にて紹介された場所とメンバーの家業などが重なりあっているだけなので、訪れる際には注意しましょう。街の様子を見るに、暮らしている人に対して「郡上八幡」を「八萬町」と扱って交流をすることにはやや問題がありそうです。あくまでも「八萬町」と「郡上八幡」の符合を楽しむのにとどめておくのが良いかもしれません。
栗花落夜風の家/「つゆり亭」=「新橋亭」
吉田川にかかる新橋の近くにある「新橋亭」は、日本料理のお店です。栗花落夜風の家である、老舗料亭「つゆり亭」の場所とも重なり合います。鮎料理の他にも、「鶏ちゃん」など地方の名物料理を取り扱っているので、タイミングが合えばここで食事をしたいところです。
「つゆり亭」でも八萬鮎の料理を取り扱っています。「新橋亭」に訪れる際には、季節さえ合えばぜひ鮎料理を食べたいところです。
20210724追記:新橋亭で鮎定食
新橋亭ではこの地方の名物メニューをたくさん取り扱っています。
写真の定食は、「御飯+味噌汁」を鮎のぞうすいに変更したもの(要追加料金)。
参考:新橋亭 おしながきページ
吉廻千代の家/「奥美濃八萬館」=「備前屋」
新橋亭の近くには旅館「備前屋」があります。吉廻千代の家である「奥美濃八萬館」と重なりあう位置です。
「八萬町」の地図だと「奥美濃八萬館」と「つゆり亭」は少し離れているように見えます。これは狭い範囲を大きく拡大しているためで、「郡上八幡」の「備前屋」と「新橋亭」はほとんど向かい合っていると言っても良い距離感です。
こういった距離を体感できるのも、実際に行ってみることの魅力と言えます。
20210724大幅追記:黒川亜理紗(アリーシャ)の家/「黒川商店」=「新町978の味噌販売店」
黒川亜理紗(アリーシャ)の家は、地域で大規模に「八萬味噌」を販売している「黒川商店」です。「真町通」=「新町通」を西に行ったところにある味噌などを販売しているお店が、「黒川商店」に丁度重なり合います。
店内ではみそやたまりを販売しています。お店の人に話を聞くと、みそはここでつくられたものとのこと。「バンめし♪」ファンであればぜひ寄りたいお店です。
さて、このお店の名前ですが、Googleマップでは「山田みそ・しょうゆ店」「山二味噌溜店」と2通りの登録があります。お店の人によれば、山田が苗字で山二が屋号なのでどちらでも合っているとのこと。
さて、こちらで購入した郡上みそのラベルを見てみると「山田商店」と「ヤマニ商店」の表記が。何と呼称すべきか分かりませんが、「郡上市八幡町新町978」にあることは間違いないので、見出しではそれに基づいて表記しました。
20210724追記:百武もなかの家/「百々屋」=「正和堂」
百武もなかの家は、土産物を扱う「百々屋(ももや)」です。吉田川にかかる宮ケ瀬橋から歩いてすぐのところにある「正和堂」が「百々屋」の場所に重なり合います。「正和堂」では名物の「踊りしるこ」を取り扱っています。
(210724追記)店内に入ると、食品を中心としたおみやげが出迎えてくれます。どれも買って帰りたい品ばかりです。踊りしるこは後で登場する「およしちゃんのバンめし♪おくれんかな?」のvol.2で紹介されています。また、 郡上奥美濃カレーせんべいは、同じくvol.6で紹介されている地味噌カレーに関連する商品です。
なお、このブログでもなかが言及している食品サンプルの工房もすぐ近くにあります。サンプル作り体験もできるので、訪れた際には寄りたい場所です。公式サイトの内容を確認して予約しておくと良いでしょう。
参考リンク:食品サンプル創作館 さんぷる工房
およしちゃんのバンめし♪おくれんかな?で登場する食べ物
「およしちゃんのバンめし♪おくれんかな?」は、郡上八幡城を中心にPR活動をしている「およしちゃん」がパーソナリティを務めるラジオ番組です。この番組は、毎回Blanc Bunny Banditのメンバーが登場し、名物の食べ物を紹介するという内容でした。
ここでは、紹介された中から、「八萬町」=「郡上八幡」で口にすることができるものを幾つか紹介します。なお、「バンめし♪おくれんかな?」はYouTubeに放送のアーカイブが残っているので、該当する放送のリンクも記載しておきます。料理がどのように紹介されているか聞くことができるので、こちらも聞いてみてください。
vol1 鮎の塩焼き 鮎の田楽 鮎フライ
栗花落夜風の家である「つゆり亭」と重なり合う「新橋亭」で天然の鮎料理を食べることができます。また、郡上八幡は鮎の名産地なのでこの地域にある他のお店でも鮎料理を取り扱っています。ただし、鮎を取り扱っている時期は鮎漁の解禁時期によるので、鮎を食べたい場合は訪れる季節を調整しましょう。
vol3 鶏ちゃん(若鶏味噌)
鶏ちゃんは岐阜県高山地方や奥美濃地方の郷土料理です。栗花落夜風の家である「つゆり亭」と重なり合う「新橋亭」でも取り扱っています。この地域ではメジャーな料理なので、定食の他に、居酒屋メニューとして取り扱いがあります。
vol5 「八萬サイダー」=「郡上八幡天然水サイダー」
「郡上八幡天然水サイダー」は「八萬町」の名物「八萬サイダー」と重なり合う飲み物です。吉田川にかかる新橋の南側にある、旧八幡町役場の建物を利用した施設などで買うことができます。
(20210724追記)ラベルは複数種類あります。なお、GJ8マン(ジージェーエイトマン)というのはちびまる子ちゃんなどで知られているさくらももこさんが「頼まれてもいないのに勝手に」考えたキャラとのこと。アニメ化もしています(リンク先:Youtube「GJ8マンとは」)。
vol9 飛騨牛の焼き物
岐阜県内にある多くのお店が飛騨牛の料理を取り扱っています。郡上八幡エリアでも、様々な形態のお店で飛騨牛を使用した料理を食べる事ができます。
まとめ
今回は郡上八幡中心地を中心に紹介しました。活動報告では「郡上市」にあたる広いエリアの場所が紹介されることもあります。市街地だけではなく、周辺地域に足を延ばしてみてもいいかもしれません。
また、「八萬町」=「郡上八幡」を楽しむためにBlanc Bunny Banditの活動報告ブログを追ってみるのはおすすめです。バンめし♪公式サイト(公式サイトへのリンク) にも記載がありますが、奥美濃八萬館女将ブログ(ブログへのリンク)→白兎団公式ブログ(ブログへのリンク)→Blanc Bunny Bandit公式ツイッター(アカウントへのリンク)と活動報告の場が移動しているので、順に追っていきましょう。
活動を追いかけてみると、「八萬町」=「郡上八幡」の見かたが少し変わるかもしれません。そしてバンド楽曲のチェックも忘れずに! 一部楽曲はYoutubeでショートVerを聞くことができます。こちらもぜひチェックしてみてください。
このページをかいたひと:藤盛仁輔
ライター。このサイトでは半年で日本二周したときに訪れた場所についてなどをかいています。